「努力の天才」を目指してきた元オリンピアン。私が子育てで学んだこと

仕事・転職

私は、現役アスリートの頃、「努力の天才」になりたいと思っていました。

一部には、本当に才能のある人もいる。

でも、基本的には、

「続けた人が勝つ」

と思っていました。

才能で負けるなら、努力する。

人より練習する。

人より考える。

人より長く続ける。

自分で決めた目標に対して、できるだけ甘えない。

それが、私の中では当たり前でした。

そして今振り返ると、その考え方は、競技を引退した今でもかなり自分の中に残っています。

ただ、子どもが生まれてから、その考え方が通用しない場面がものすごく増えました。


私が「努力の天才」を目指していた理由

私は昔から、特別な才能があるタイプではありませんでした。

だからこそ、

「だったら、努力では負けないようにしよう」

と思っていました。

もちろん、努力したからといって必ず勝てるわけではありません。

実際にオリンピックで金メダルを獲るという目標は達成できないまま引退しました。

それでも、努力しなければ勝てる可能性すらなくなる。

だから続ける。

練習する。

失敗したら、また考える。

できなかったら、できるまでやる。

そんなことを繰り返してきました。

私が好きな言葉のひとつに、

「継続は力なり」

があります。

一気に何かを成し遂げるよりも、毎日少しずつでも続ける。

その積み重ねが、いつか大きな差になる。

私は競技生活を通して、それをかなり実感してきました。


その「継続する力」は、今の仕事にも残っている

現在の私は、税理士事務所で働いています。

そして、時短勤務です。

フルタイムで働いている人より、仕事に使える時間は少ない。

だったらどうするか。

私は、

「時間で勝負できないなら、効率で勝負するしかない」

と考えています。

仕事を後回しにしない。

できるだけ前倒しする。

同じ作業を何度もやらなくていいようにする。

スキマ時間に実務に必要な勉強をする。

そして、できるだけ定時までに仕事を終わらせる。

特に意識しているのが、

「子どもが突然熱を出して、明日出社できなくなるかもしれない」

ということです。

子育てをしていると、本当に突然予定が変わります。

子どもが熱を出して、保育園から電話が来る。

急に休まなければいけなくなる。

だから、

「明日やればいいや」

ではなく、

「できる仕事は今日終わらせておこう」

と思っています。

実際、同じ時期に入社したフルタイム勤務の人たちと売上目標は同じ。

みんなが残業している中で、私は定時より1時間半短い勤務時間です。

それでも、仕事はかなり前倒しで終わらせるようにしています。

……ということで、

給料、もうちょっと上げてほしい。笑

これは普通に思っています。笑

でも、これもある意味、アスリート時代に身につけた、

「限られた条件の中で、どうやったら結果を出せるか考える」

という癖なのかもしれません。


税理士試験も、結局は「続ける」の繰り返し

税理士試験の勉強も同じです。

仕事をして、子どもを育てて、その上で勉強する。

正直、自由に使える時間は多くありません。

だから私は、朝の時間や通勤時間など、細切れの時間を使って勉強しています。

「もっと時間があればできるのに」

と思うこともあります。

でも、考えてみれば、アスリート時代も同じでした。

1日だけ頑張ったからといって、急に強くなるわけではない。

毎日の練習を積み重ねて、少しずつできることが増えていく。

税理士試験も、

今日1時間勉強したから合格できるわけではありません。

でも、その1時間を積み重ねるしかない。

簿記論も、気づけば勉強を始めてから3年ほど経ちました。

先日の第76回簿記論を受験して、今は合格発表を待っています。

試験当日のことや自己採点については、こちらの記事に詳しく書いています。

簿記論、受かったのか落ちたのか分からない。第76回を受けた私の自己採点と本音


でも、子育てでは「努力すればなんとかなる」が全然通用しない

そして、ここからが今回一番書きたかったことです。

私は、競技でも仕事でも資格勉強でも、

「努力すれば、ある程度は結果につながる」

と思ってきました。

ところが。

子育て。

これは全然違いました。笑

例えば、子どものために頑張って料理を作る。

「今日はこれなら食べてくれるかな」

「栄養も考えて作ったし、きっと食べてくれるだろう」

と思って出す。

そして、

一口も食べない。

……。

「え?」

ってなります。笑

こっちは結構頑張ったのに。

時間も使ったのに。

栄養も考えたのに。

それでも食べない。

競技だったら、

「何が悪かったんだろう?」

と分析します。

練習量が足りない?

技術が足りない?

方法を変える?

もっとやる?

と考える。

でも、子どもはそうはいかない。


子どもは「努力次第でどうにかなるもの」ではなかった

子どもを育てていて、少しずつ分かってきたことがあります。

子どもは、努力次第でどうにかなるものではない。

もちろん、親としてできることはあります。

環境を整えることもできる。

声かけを工夫することもできる。

いろいろな経験をさせることもできる。

でも、

こちらが頑張った分だけ、こちらが望んだ結果になるわけではない。

これは、私にとってかなり大きな気づきでした。

今までの人生では、

「もっと努力すればいい」

で解決できることが多かった。

でも子育てでは、

「もっと努力すれば解決する」とは限らない。

ここは、アスリート時代の自分にとって、かなり新しい感覚でした。


「頑張ること」と「思い通りにすること」は違う

だから最近は、

「頑張ること」と「結果を自分でコントロールすること」は別なんだな

と思っています。

自分ができることは、ちゃんとやる。

でも、その結果まで全部自分の思い通りにしようとしない。

これは、子育てだけじゃなくて、人生全体にも当てはまるのかもしれません。

私はこれまでの人生で、

「人生は思い通りにはいかない」

ということを何度も経験してきました。

それでも、思い通りにならないことが起きるたびに、

「じゃあ、ここからどうする?」

と考えてきました。

たぶん、これはアスリート時代に身につけたものなのだと思います。


それでも、私は「続ける人」でいたい

子育てによって、「努力すれば必ず報われる」という考え方は少し変わりました。

でも、

「だから努力しなくていい」

とは全く思いません。

むしろ逆です。

結果を完全にコントロールできないからこそ、自分ができることは続けたい。

仕事も。

資格勉強も。

副業も。

このブログも。

そして、子育ても。

ただし、昔とは少し違います。

「努力したんだから、結果もこうなってほしい」

ではなく、

「自分ができることをやったら、あとはその結果を受け入れて次を考える」

という感じです。


アスリート時代の「忍耐力」は、今もちゃんと残っている

振り返ってみると、アスリート時代に培った忍耐力や継続力は、今の私にかなり残っています。

時短勤務でも、仕事ではできるだけ成果を出したい。

子どもが突然休んでも困らないように、仕事は前倒ししておきたい。

資格試験も、仕事と子育ての合間に続けたい。

副業も、少しずつ積み上げたい。

ブログも、すぐに結果が出なくても続けたい。

こうやって書くと、かなり欲張りですよね。笑

でも、全部を一気に完璧にやろうとは思っていません。

できることを、できる範囲で、長く続ける。

今の私にとっては、それが一番現実的です。


「努力の天才」を目指した私が、今目指しているもの

現役時代、私は「努力の天才」になりたいと思っていました。

誰よりも続けられる人。

誰もやっていない時間にも努力できる人。

自分で決めたことに甘えない人。

それは、今でも私の中に残っています。

でも、今は少しだけ違います。

昔は、

「努力すれば結果を変えられる」

と思っていた。

今は、

「結果を全部変えられなくても、自分の行動は変えられる」

と思っています。

子どもは、私の努力では思い通りになりません。笑

また、段々と喋れるようになってきた娘に自分の意思を持って自分の人生を歩んでほしい。

だから子育てに関しては、自分の思い通りにするという考えは捨てました。


まとめ|努力は、結果を保証するものではなく、自分を作るものだった

私は今でも「継続は力なり」という言葉が好きです。

続けたからといって、必ず望んだ結果が出るわけではない。

それは、子育てをしてかなり実感しました。笑

でも、続けることで身につくものはある。

忍耐力だったり、習慣だったり、仕事を効率化する力だったり。

そして、

「簡単にはへこたれない自分」

だったり。

元オリンピアンとして競技をしていた頃の努力が、そのまま今の人生で結果を出してくれるわけではありません。

でも、あの頃に身につけたものを、今の人生で使うことはできる。

会社員として。

税理士試験の受験生として。

副業をする人として。

そして、2歳の子どもを育てる母親として。

人生は、思い通りにはいかない。

だからこそ、

自分ができることを、今日も少しだけ積み上げる。

それくらいが、今の私にはちょうどいいのかもしれません。

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