「元オリンピアンです」と言うと、「何でもできそう」と言われることがあります。
たしかに、オリンピックに出たという経験だけを聞けば、そう思うのも分かります。
でも、実際の私はそんなに器用な人間ではありません。
むしろ、自分でも「私って意外と不器用だな」と思うことがあります。
今回は、そんな私のちょっと意外なところを書いてみます。
人前で話すのが、本当に苦手
まず、人前で話すのが苦手です。
これは昔から。
オリンピック代表ということで、競技を引退してからも登壇する機会がいろいろありましたが、全部苦手でした。
今でもオンラインセミナーの前は、ものすごく緊張します。
事前に話すことを決めて、順番を考えて、場合によっては暗記もします。
それなのに、本番になると頭の中が真っ白になる。
口からは言葉が出ているんですが、自分でも何を話しているのかよく分からなくなることがあります。
そして終わったあと、
「あれも言えた」
「これも言えばよかった」
と後悔する。
毎回です。笑
今週末にも「海の魅力を伝える」というイベントで登壇する予定なのですが、この記事を書いている時点ですでに緊張しています。
週の頭から緊張しているので、本番までまだ何日あるんだ、という感じです。笑
それでも、伝えることは続けたい
そんな私が、なぜセミナーや登壇を続けているのか。
それは、これまで自分がたくさんの人にお世話になってきたからです。
セーリングを続ける中で、練習を一緒にしてくれた人、指導してくれた人、応援してくれた人。
本当にいろいろな人に関わってもらいました。
オリンピックまで行けたのも、自分一人の力ではありません。
だから今度は、自分が身につけてきた技術や経験を、次の人に伝えていきたいと思っています。
自分が受け取ってきたものを、自分のところで終わらせたくない。
それが、今もセミナーを続けている理由です。
人前で話すこと自体が好きなわけではありません。笑
苦手でも、伝えたいものがあるからやっています。
私がセーリングの経験を副業にしようと思ったきっかけについては、以前の記事にも書いています。
「会社員が副業を始めた理由|元オリンピアンの私が『自分の経験を仕事にしたい』と思ったきっかけ」
年下の人と関わるのも、ちょっと苦手
もう一つ、意外と苦手なのが年下の人との関わりです。
仕事でアルバイトの方に仕事を教えたり、後輩に何かを説明したりすることがあります。
そういうとき、どうもぎこちなくなる。
年上の人と話すのは、そんなに苦ではありません。
でも、年下になると、
「どういう感じで話したらいいんだろう」
と少し考えてしまいます。
嫌いなわけでも、人見知りというわけでもありません。
ただ、距離感が難しい。
私は二人兄弟の下なので、それも関係しているのかなと思ったりします。
ずっと「教えてもらう側」にいたから、自分が教える側になると、なんとなくしっくりこないのかもしれません。
もちろん仕事なので、ちゃんとやります。
でも、自然にできているかと言われると、ちょっと自信がありません。笑
生活のルーティンは、かなり大事
そして私は、日々のルーティンを崩されるのも苦手です。
寝る時間。
ご飯を食べる時間。
お風呂に入る時間。
平日でも土日でも、だいたい同じにしていたい。
もちろん予定があれば合わせますし、自分から予定を入れることもあります。
でも、用事が終わったら、できるだけいつもの生活に戻したくなる。
「今日は特別だから夜更かししよう」と、そのまま生活リズムが変わっていくのは、あまり好きではありません。
決まった流れの中にいるほうが、私はラクなんだと思います。
朝起きて、勉強して、仕事に行って、帰ってきて、子どもと過ごして、寝る。
その中に副業や運動などを入れていく。
こういうある程度決まった生活のほうが、私には合っています。
だから、急に予定が変わると、心の中では、
「うわ、予定狂った……」
となっています。笑
子どもがいると、もちろん予定通りにいかないこともたくさんあります。
それでも、できるだけ早くいつものリズムに戻したくなる。
我ながら、ちょっと面倒くさい性格だなと思います。
意外と不器用。でも、それが私なのかもしれない
こうやって書いてみると、オリンピアンという肩書きから想像されるイメージとは結構違うかもしれません。
人前では緊張する。
年下との関わりは少しぎこちない。
生活リズムにはこだわる。
別に何でも器用にこなせるわけではありません。
でも、こういう自分の性格を知っているからこそ、自分がやりやすい環境を作ることは意識するようになりました。
人前で話すなら、事前に準備する。
生活は、なるべく余計なことを増やさない。
仕事も、後で慌てないように早めに終わらせる。
「何でもできるからうまくいっている」というより、自分が苦手なことを分かったうえで、なるべく無理のない形にしているのかもしれません。
それでも、どうしても苦手なものはあります。
今週末もきっと緊張するし、終わったらまた「あれも言えばよかった」と言っている気がします。笑
でも、たぶんまた次も話します。
そう考えると、私って器用ではないけれど、案外しぶといのかもしれません。
「元オリンピアン」というと、競技実績のほうに目がいきます。
でも、実際の私はこんな感じです。
ちょっと不器用で、ちょっと面倒くさくて、それでも自分なりにやっている。
そういうところも含めて、今の私なんだと思います。


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